ホームページ制作会社と連絡が取れない——まず確認すべき5つのこと

 

「サイトを直したいのに、作ってもらった会社に連絡が取れない」——そんな状況に突然置かれた経営者・担当者は、思った以上に多くいます。制作会社の廃業、担当者の退職、個人フリーランスの音信不通。いずれのケースでも、サイトそのものは動き続けているのに、手が出せない状態が続きます。

何から手をつければいいか分からないまま数ヶ月が過ぎ、その間に問い合わせフォームが壊れたり、スマホ表示が崩れたりしていた——というのは、sitedocに寄せられる相談の中でも特に多いパターンです。

制作会社との連絡が途絶えたとき、最初に確認すべき5項目と、リニューアルなしで「今のサイトのまま修正だけを引き継いでくれる業者」の選び方。この記事ではその両方を整理します。


制作会社が音信不通になる「3つの典型パターン」

制作会社が音信不通になる3つの典型パターン

廃業や音信不通には、大きく3つのパターンがあります。パターンによって次の対処が変わるため、まず自分の状況を確認してください。

① 会社ごと消えた(廃業・倒産) 小規模なWeb制作会社は、景気変動の影響を受けやすい業態です。特にコロナ禍以降、統廃合・廃業のペースが上がっています。このケースでは、ドメインやサーバーの契約が「誰名義か」によって、サイト存続のリスクが大きく変わります。

② 担当者が退職・独立した 会社は存在するが、当時の担当者が辞めており、引き継ぎ情報がどこにもないケース。会社側も「詳細が分からない」と言うことがあります。問い合わせ先が変わっているだけで、サーバー情報は会社側に残っている場合もあります。

③ 個人フリーランスが連絡を絶った 費用が抑えられる反面、サーバーのログイン情報をフリーランス個人の環境で管理していたり、ドメインをフリーランス自身のアカウントで取得していたりするケースがあります。連絡が取れなくなると、更新もアクセスもできなくなるリスクが最も高い類型です。

どのパターンでも、最初にやるべきことは同じ——「今サイトに何が起きているかを把握する」ことです。


制作会社と連絡が取れなくなったら、まず確認すべき5項目

確認するべき5項目

連絡が取れないと分かった時点で、以下を順番に確認してください。修正の依頼先を探す前に、サイトの土台を失わないことが最優先です。

① ドメインの契約者・有効期限を調べる 「whois検索」(お名前.com・GoDaddyなどで無料利用可)にドメイン名を入力すると、登録者情報と有効期限が確認できます。制作会社名義になっている場合、廃業後に更新されないままドメインが失効するリスクがあります。有効期限が3ヶ月以内なら、名義変更・移管を急いでください。

② サーバーのログイン情報を探す 契約当初に届いたメールや書類に、FTPアカウントやコントロールパネルのIDが記載されているはずです。Gmailなら「サーバー」「ホスティング」「FTP」などで検索すると、当時の自動送信メールが見つかることがあります。

③ WordPressの管理画面にログインできるか確認する サイトがWordPressなら、https://あなたのサイトURL/wp-admin にアクセスしてみてください。ログインできれば、テキストや画像の修正は自分でも対応できます。IDとパスワードが不明な場合でも、サーバーのデータベースからリセットできることがあります。

④ SSL証明書の有効期限を確認する ブラウザのアドレスバーにある鍵マークをクリックすると、証明書の有効期限が確認できます。期限切れになると「安全でないサイト」と表示され、問い合わせ数が著しく落ちます。無料証明書(Let’s Encrypt)は90日ごとの更新が必要なため、特に注意が必要です。

⑤ Googleアナリティクス・Search Consoleのアクセス権を確認する 制作会社のGoogleアカウントで計測ツールを管理していた場合、データが参照できなくなることがあります。自分のGoogleアカウントに権限が付与されているかを確認してください。

この5点を確認することで、「今すぐ動くべきこと」と「後回しにできること」が分かれます。全部を一度に解決しようとせず、サイトの存続に直結する①④を最初に押さえるのが現実的です。


リニューアルは必要ない——制作会社が変わっても、修正だけ引き継げる

修正だけ引き継げる

「制作会社と連絡が取れなくなった」と相談を受けた業者が、最初に「リニューアルしましょう」と提案してくるケースがあります。しかし実際には、サイトの骨格が機能していれば、修正・保守の引き継ぎだけで十分なことが大半です。

リニューアルには通常50万〜150万円以上の費用がかかり、制作期間も2〜4ヶ月を要します。その間、古いサイトを使い続けるか、一時閉鎖するかという選択を迫られます。

修正のみの引き継ぎなら、費用は数万円単位、期間は1〜2週間が目安です。「デザインや構造はこのままでいい、ただ修正できる状態にしたい」——この要望をそのまま受け取ってくれる業者を選ぶことが、遠回りせずに問題を解決するルートです。

リニューアルを勧めてくる業者は、「作ること」を主業務にしている会社である可能性が高い。制作と修正は、本質的に異なるスキルセットが必要です。


修正を引き継ぐ業者を選ぶ3つの基準

修正を引き継ぐ業者の基準

どの業者に頼むかを判断する際、以下の3点を問い合わせ前に確認してください。

① 「修正のみ」の依頼を主業務として受けているか 制作実績をトップに掲げている会社は、既存サイトの修正のみの依頼を断るか、優先度を下げることがあります。「修正・改善に特化」「引き継ぎ対応可」という言葉をサービス説明に使っている業者を優先してください。

② 使用CMSや技術に対応しているか WordPressか、独自CMSか、静的HTMLか——これによって対応できる業者が変わります。問い合わせ前に、サイトがどの技術で作られているかを把握しておくと話が早い。WordPressなら、ログイン後の管理画面右下に「WordPress X.X.X」と表示されます。

③ ログイン情報が手元にない状態でも動いてくれるか 情報が揃っていないと受け付けない業者もいます。問い合わせの冒頭に「ログイン情報が分からない状態なのですが」と正直に伝え、対応できるかを確認してください。初回対応の丁寧さが、その後の付き合いの質を示します。

sitedocは「修正・改善のみ」に完全特化したサービスです。アクセス情報が不明な状態からのサポートも対応しており、制作会社に引き継ぎを断られた案件の相談が特に多く寄せられています。


よくある質問

Q. 制作会社名義のドメインは、廃業後に失効しますか?

A. 更新手続きがなければ有効期限後に失効し、第三者に取得されるリスクがあります。whois検索で期限を確認し、3ヶ月以内なら移管手続きを優先してください。

Q. WordPressのパスワードが分からない状態でも、修正を頼めますか?

A. サーバーのデータベースにアクセスできれば、パスワードのリセットは可能です。サーバーのログイン情報さえあれば、対応できる業者が多いです。

Q. 修正だけを引き継いでくれる業者を、どう探せばよいですか?

A. 「WordPress 修正のみ 引き継ぎ」「既存サイト 保守 修正」で検索するのが早い。制作実績を前面に出している会社は、修正単体の依頼を断ることがあるため、サービス説明を先に確認してください。


この記事のまとめ

制作会社と連絡が取れなくなっても、やることは3つです。

まずドメイン・サーバー・SSL証明書の状態を確認し、サイトの土台を押さえる。次に、リニューアルなしで修正だけを引き継げる業者を探す。そして問い合わせ時に「ログイン情報が手元にない」という現状を最初に伝える。

次のアクション:今すぐ手元のメールを「サーバー」「FTP」で検索してみてください。そこに残っているログイン情報が、最初の突破口になります。


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sitedocは「修正・改善」だけに特化したサービスです。制作会社に引き継ぎを断られた案件、ログイン情報が不明な状態からのサポートも対応しています。リニューアルありきの提案はしません。

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