ホームページ診断2026|業者に頼む前に自分でできるセルフチェック10項目

「サイトは一応ある。でも、何が問題なのかわからない」

こう感じているWeb担当者や経営者は、思っている以上に多いです。中小企業のWebサイトのうち、直近3年間で一度も更新・改修されていないものは全体の6割以上にのぼります。作って終わり——それが実態です。

問題は、「何となく古い気がする」「問い合わせが来ない」という感覚はあっても、具体的にどこが悪いのか言語化できないこと。言語化できなければ優先順位もつけられませんし、業者に依頼しても的外れな提案しか返ってきません。

この記事を読めば、ホームページ診断を自分でできるようになり、どこから手をつけるべきかの判断軸が身につきます。


「なんとなく古い」は黄信号——放置サイトが抱える共通の課題

「最後にサイトを触ったのはいつですか?」と聞くと、多くの担当者が口ごもります。3年前、5年前、「制作会社に作ってもらったきり」——珍しくありません。

Googleはここ数年でアルゴリズムを大幅に更新しており、2021年以降だけでも主要なコアアップデートが10回以上実施されています。ページ速度・スマートフォン表示品質・コンテンツの信頼性——評価基準はすでに別物になっています。

なぜこうなるのか。多くの中小企業では、サイト公開後の「運用フェーズ」を担う担当者が決まっていません。制作会社は作ることが本業なので、公開後の継続的な改善提案は構造的に期待しにくいです。気づいたときには、3年前の「SEO対策済み」サイトが今の評価基準で見ると大きく劣化している——そういうケースがほとんどです。

まず自分のサイトが今どの状態にあるのかを知ること。それがホームページ診断の出発点になります。


セルフチェックの前に——課題抽出の精度を上げる3つの無料ツール

感覚ではなく数字を根拠にするために、診断前に3つのツールでデータを取得しておきましょう。

診断前に確認したい3つの無料ツール

① Google Search Console どんな検索キーワードで表示されているか、クリック率はどのくらいかを確認できます。「インプレッションは多いのにクリックされない」なら、タイトルとメタディスクリプションに課題があります。

② Google PageSpeed Insights URLを入れるだけで、スマートフォン・PCそれぞれのページ速度スコアが出ます。スコアが50点以下のサイトは、それだけで離脱率が跳ね上がる可能性があります。

③ Google Analytics 4 直帰率・滞在時間・流入チャネルを確認できます。「セッションあたりのページビュー数が1.0に近い」サイトは、来たが興味を持てずに離脱されているサインです。

この3つを手元に置いた上で、次のセルフチェックに進んでください。


ホームページ診断チェックリスト——2026年基準の10項目

ホームページのチェックリスト10項目

① モバイル表示は崩れていないか

スマートフォンからアクセスして、文字が小さすぎる・ボタンが押しにくい・横スクロールが発生する——いずれかに該当するなら、即対応が必要です。Googleは2024年以降、モバイルファーストインデックスをすべてのサイトに適用しています。PC表示が綺麗でも、モバイルが崩れていれば検索順位で不利になります。

なぜ問題なのか。スマートフォンからの検索が全体の6割を超えているにもかかわらず、Googleはモバイル版のページを評価の基準にしています。PC用のデザインをそのまま縮小表示しているだけのサイトは、Googleにも・ユーザーにも低評価になります。

sitedocでは「スマホで見たときの違和感だけを直してほしい」という依頼が少なくありません。制作会社に頼むほどの規模ではないが、放置すれば機会損失になる典型的な修正案件です。


② ページの読み込みに3秒以上かかっていないか

PageSpeed Insightsで確認しましょう。読み込みに3秒かかるとモバイルユーザーの約53%が離脱するというデータがあります。画像の未圧縮、古いプラグインの蓄積、サーバースペックの低さ——これらが重なることで速度が落ちていきます。

「画像の圧縮」と「不要プラグインの削除」だけで大幅に改善するケースは多いです。技術的な作業が伴いますが、優先度は高い項目です。速度は検索順位にも直接影響するため、ホームページ診断の中でも見落としがちながら重要なチェックポイントです。


③ お問い合わせフォームは今も動いているか

「フォームが壊れていて、ずっと問い合わせがゼロだった」——これは実際によくあります。WordPressのプラグイン更新やサーバー移行のタイミングでフォームが機能しなくなることがあり、テスト送信の習慣がないと数ヶ月気づかないまま経過します。

なぜ問題なのか。ユーザーはフォームから送信できなくても「問い合わせ先がない会社」とは思いません。「送れなかった」という体験が不信感に変わり、そのまま離脱します。問い合わせゼロが続いているなら、まず最初にここを確認してください。


④ 会社情報・料金・サービス内容は最新か

住所、電話番号、営業時間、担当者名——変わっているのにサイトに反映されていないケースは驚くほど多いです。特に料金ページは「古い価格が載ったまま」という状態が信頼を直接損ねます。Googleも情報の正確性をE-E-A-Tの評価基準のひとつとして見ています。

情報の鮮度はサイト全体の信頼性に直結します。古い情報が残っているサイトは「管理されていない」と判断され、検索評価・ユーザー評価の両方が下がります。


⑤ コンテンツに「作った当時の視点」が残っていないか

「2019年の最新情報」と書かれたブログ、「現在〇〇を準備中」と書かれたままのサービスページ——これらはユーザーに「このサイト、管理されていないな」という印象を与えます。

なぜ問題なのか。日付や「現在」「最新」という表現は、古くなると逆効果になります。Googleはコンテンツの新鮮さを評価しており、情報が陳腐化したページは検索順位が下がる傾向があります。過去記事のリライトか非表示化が現実的な対応です。


⑥ 競合サイトと比べてデザインが極端に古くないか

デザインのトレンドは3〜5年で変わります。今の基準で見たときに「10年前のサイト感」があるなら、ファーストインプレッションで離脱されている可能性が高いです。競合の上位3サイトを見比べて「並べて恥ずかしくないか」を問うだけで、課題は浮かび上がります。

sitedocへの相談で最も多い理由のひとつが「競合と比べたときの見た目の差」です。全面リニューアルではなく、デザインの部分的な刷新で印象が変わるケースも多いです。


⑦ トップページにCTA(行動導線)が明確にあるか

ユーザーがサイトに来たとき、「次に何をすればいいか」が一目でわかりますか。資料請求・電話・問い合わせ——導線が複数あっても整理されていれば問題ありませんが、「どこをクリックすればいいかわからない」状態は機会損失そのものです。

なぜ問題なのか。人は選択肢が多いほど何もしなくなります。CTAが複数あって優先順位がついていない場合、ユーザーは考えることをやめて離脱します。「一番やってほしい行動をひとつだけ目立たせる」——これだけで問い合わせ率が変わります。

sitedocでは「CTAボタンの位置と文言の修正だけ」という依頼も受け付けています。小さな改修でも、コンバージョンへの影響は大きいです。


⑧ Google検索で自社名を入れたとき正しく表示されるか

自社名で検索して、正しいURLが1位に表示されているか確認しましょう。古いドメインや第三者のページが上位に残っているケースがあります。また、検索結果のタイトルがページ内容と一致しているかも確認ポイントです。

なぜ問題なのか。自社名検索は「すでに知っている人が訪問する」最も購買意欲の高い流入経路です。ここで別のページが表示されたり、古い情報が出てきたりすると、検討段階で離脱されます。最も失ってはいけない機会損失になります。


⑨ HTTPSに対応しているか

URLが「http://」で始まっているサイトはセキュリティ警告が表示されます。Googleは2018年からHTTPS非対応サイトに「保護されていない通信」という警告を表示しています。

なぜ問題なのか。警告が出た瞬間、多くのユーザーはページを閉じます。特に問い合わせフォームや個人情報を入力するページでhttp://のままになっていると、信頼性への影響が大きいです。アドレスバーで「https://」になっているかを確認するだけで済みます。


⑩ ブログや新着情報が1年以上更新されていないか

最終更新が1年以上前のブログは「このサイト、動いているの?」という印象をユーザーに与えます。更新頻度より「最後の更新がいつか」が重要で、古すぎる場合は非表示化か過去記事のリライトが現実的です。

なぜ問題なのか。Googleはサイトの「鮮度」を評価基準のひとつとしています。更新が止まったサイトはクロール頻度が下がり、新しいコンテンツが評価されにくくなります。「書けないなら消す」という判断も、ホームページ診断における立派な改善策です。


チェック結果の読み方——課題抽出から優先順位づけへ

チェック結果の読み方

1〜3個該当:軽微な修正フェーズ フォームのテスト送信、情報の更新など、コストゼロで対応できるものが多いです。今週中に自分で着手できます。

4〜6個該当:部分的な改修フェーズ 技術的な作業が必要な項目が混ざっています。CTA・モバイル表示・速度の順に優先度をつけ、業者への依頼を検討するタイミングです。

7個以上該当:全体的な見直しフェーズ 全面リニューアルが頭をよぎるかもしれませんが、「問題箇所だけを直す」アプローチの方が費用対効果は高いです。制作からやり直すより、今あるサイトを修正・改善することで対応できる課題がほとんどです。


よくある質問

Q. セルフチェックだけで本当に課題が見つかりますか?

表面的な課題(情報の古さ・モバイル崩れ・速度)は自分で発見できます。構造的なSEO課題や離脱の根本原因は、専門的な分析が別途必要なケースもあります。

Q. 全部改善するといくらかかりますか?

修正の内容と範囲によって異なります。「全部直す」より「優先度の高い3項目だけ直す」方が費用対効果は高いことが多いです。

Q. 制作会社と修正専門業者では何が違いますか?

制作会社は「作ること」が本業なので、小さな修正は対応外か割高になりがちです。修正に特化したサービスはスポット対応が得意で、1箇所からでも依頼できます。


まとめ

自社サイトの課題抽出には、まず3つの無料ツールでデータを取得しましょう。10項目のセルフチェックで該当数を確認し、多い順に優先順位をつけて対応します。全面リニューアルよりも「問題箇所だけを直す」アプローチが、時間・コスト両面で現実的です。

PageSpeed InsightsとSearch Consoleに自分のサイトURLを入力してみてください。数字を見るだけで、何から着手すべきかが見えてきます。


サイトの課題が見えてきたら

問題箇所だけ直す重要性

「チェックしてみたら、思ったより問題が多かった」と感じたなら、次のステップはsitedocへの相談です。

sitedocはWebサイトの修正・改善だけに特化したサービスです。制作会社に「その修正は対応していません」と断られた案件も、スポットで対応できます。リニューアルほどの予算はかけられないけれど、このままにしておくのも不安——そういう状況のために存在しています。

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